ステータス修行2022
今さらですが、2022年に取り組んだステータス修行について書いていきます。
1.ステータス修行とは
JAL(日本航空)やANA(全日本空輸)をはじめとする世界の航空会社は、自社のマイレージプログラム会員に対し、搭乗実績(搭乗回数やステータスポイント*1等)に応じて、様々な特典*2を提供しています。出張等でよく飛行機に乗ってくれる客(いわゆる上級会員)を優遇して、囲い込んでしまおうという策略ですね。
そんな「上級会員」を目指し、出張でもないのにひたすら飛行機に乗りまくることが「ステータス修行」です。俗に、ステータス修行をしている変態人のことを「修行僧」、修行を終えることを「解脱」と言っています。
2.上級会員になるには?
飛行機に乗ると、特典航空券等に交換できる「マイル」の他に、会員ランクの算定基準となるステータスポイントが貯まります。このポイントを1年間にどれだけ貯めたかによって(JALに限っては1年間の搭乗回数によっても)翌年度の会員ランクが決まる仕組みになっています。
◎JALの場合
クリスタル
FOP:30,000FOP(うちJALグループ便15,000FOP)以上
回数:30回(うちJALグループ便15回)以上かつ10,000FOP以上
↓
サファイア
FOP:50,000FOP(うちJALグループ便25,000FOP)以上
回数:50回(うちJALグループ便25回)以上かつ15,000FOP以上
↓
JGCプレミア ※JGC(JALグローバルクラブ)会員のみ対象
FOP:80,000FOP(うちJALグループ便40,000FOP)以上
回数:80回(うちJALグループ便40回)以上かつ25,000FOP以上
↓
ダイヤモンド
FOP:100,000FOP(うちJALグループ便50,000FOP)以上
回数:120回(うちJALグループ便60回)以上かつ35,000FOP以上
◎ANAの場合
ブロンズ
30,000PP(うちANAグループ便15,000PP)以上
↓
プラチナ
50,000PP(うちANAグループ便25,000PP)以上
↓
ダイヤモンド
100,000PP(うちANAグループ便50,000PP)以上
ここで重要なのが、ステータスポイントや搭乗回数は毎年リセットされ、獲得したステータスにも有効期限がある*3ということです。
3.ステータス修行をする意義
前述の通り獲得したステータスには有効期限があるため、上級会員であり続けるためには、毎年飛行機に乗りまくることが必要です。しかしながら、JAL・ANAには上級会員組織*4が存在し、入会(専用のクレジットカードを発行)し、その年会費を払い続ける限り、JALではサファイア、ANAではプラチナに準じた扱いを半永久的に受けることが可能です。入会条件はJAL:サファイア以上*5、ANA:プラチナ以上であり、これらのステータス獲得を目的とする方が修行僧の大半を占めます。もちろん、より上位のステータスを維持するために毎年修行するストイックな方々もいます。
4.ステータス修行2022の方針
2022年のステータス修行を行うにあたり、以下の方針を定めました。
◎JAL
①FOPではなく、回数で修行
色々な路線に乗ってみたい、日本各地の空港に行ってみたい
②目標はJGCプレミア(80回搭乗)
JGCプレミアも、ダイヤモンドも、ワンワールドエリートステイタスでは同じ扱い(エメラルド)
国内線ではダイヤモンド・プレミアラウンジに、国際線ではファーストクラスラウンジに入室可能
③1レグあたり8000円以下を目指す
短距離・安価な路線で回数を稼ぐ
④「同一路線は1往復まで」縛り
前述の通り、色々な路線に乗るため
A空港~B空港という路線の場合、A→B、B→Aの2回を上限に、A→B×2回は不可
当初はJALのステータス修行のみ行う予定でしたが、8月よりプレミアムポイント2倍キャンペーンが開催されるということで、急遽ANAの修行も行うことにしました。
◎ANA
①とにかく安く
基本的には、最もコスパの良い羽田~那覇の往復でPPを稼ぐ
②短期決戦
9月中旬まではJALの修行、12月は会社の繁忙期の為飛べない
よって、9月下旬~11月末までの限られた時間で解脱する必要
③目標はプラチナ(スーパーフライヤーズ入会)
時間と費用が限られているため、スーパーフライヤーズ入会条件のプラチナを最終目標に
次回からは、実際に修行してみた様子について書いていこうかと思います。